南米チリの前大統領セバスティアン・ピニェラ氏がヘリコプター事故で亡くなりました。74歳でした。事故の原因は分かっていません。
チリの内務省は6日、ピニェラ氏ら4人を乗せたヘリコプターがチリ南部の湖に墜落したと発表しました。
3人は一命を取りとめましたが、ピニェラ氏は救助隊の到着直後に死亡が確認されました。
事故の原因は分かっていませんが、ロイター通信は複数関係者の話としてピニェラ氏本人がヘリを操縦していたと伝えています。
ピニェラ氏の訃報を受け、ボリッチ大統領は国内で3日間の喪に服すと宣言しました。
9日に国葬が執り行われる予定だということです。
ピニェラ氏は2010年から2022年まで2期連続で大統領を務めました。
2010年にチリ北部の鉱山で起きた落盤事故で閉じ込められた作業員33人を救出したことで世界中から注目を浴びました。